低低価格路線ができるわけを知りたい
July 3, 2009
7月2日の日本経済新聞に、イオンが低価格店を増やすという記事があった。
売上が低迷しているスーパーを、低価格店に転換し、スーパーより2〜3割安い値段で商品を販売していくというもの。
新聞記事によると、低価格店を増やす理由は「消費者の節約志向」に対応する為とある。
BizPlus: 営業:イオンが低価格店拡大 2~3割安、年10店ペース
イオンは3月に「イオンの反省」と題して、プライベートブランド『トップバリュ』の1,700品目を値下げ。ナショナルブランドも3,400品目の値下げをしている。
2009/3/18 ニュースリリース
このときのニュースリリースに、低価格化が実現できる理由が記載されていた。
大きくは4つ。
調達コストの削減
・グループ調達会社によるベストソースからの調達
・グループ一括購入(大量仕入れ)
・メーカー各社との直接取引拡大で仕入れ値を削減(中抜き)
物流コストの削減
・自社物流網を活用
・まとめて運ぶ
ITインフラを利用した在庫削減・欠品率削減
・グループ共通のシステムがある(自動発注システムなど)
商品の管理費削減
・同じ商品をまとめて管理
今回、さらに低価格の手を打つわけで、どうやって実現するかというと、「商品の絞り込み」と「人件費抑制」と記事にある。
「商品価値を落とさず、価格を下げる」
これが実現できるのは、スケールメリットを活かせる企業か、人数(人件費)が少なくて情報活用が上手な企業くらいか。
「商品価値を上げて、価格は高め」で近頃成功している例ってあるんだろうか?
[2009.07.10追記]
2つ気になる記事。
3〜5月期の営業利益は前年に比べ、61.5%減少。
来店客数、購入点数は増加。でも低価格戦略のため減収。
イオン:最終赤字24億円、3~5月期 衣料品の低迷響く - 毎日jp(毎日新聞)
イオングループ全体のIT機能を100%出資子会社イオンアイビスに集約。
スピードアップとコスト削減を狙う。
イオン、グループのIT機能を分割して子会社設立 - ITmedia News
[2009.08.12追記]
近所のジャスコで買い物していたら、イオンのPB商品に29円コーラがあるのを見つけた。
これでカロリーゼロだったら、間違いなく買った。
缶になぜ安くできるか理由がプリントしてあった。
それによると、輸入缶を使うことでコストダウンできたのだとか。
もちろんそれだけじゃないだろうけど。
[2009.08.13追記]
日経新聞(8/13朝刊)にイオンがPB商品で880円ジーンズ(ワイシャツやネクタイも)の発売を始めるとあった。
ぎりぎり利益が出る価格設定ということ。
コストダウンできたのは、閑散期に中国の工場でまとめて開発したことや、生地を一括調達したこと(スケールメリット)などによる。
西友もこれまでの1470円ジーンズより安く、1000円を切る価格帯での発売を予定しているみたいで、ジーンズ低価格競争は1000円未満が当たり前になってきた。
ジーンズに並々ならぬこだわりがある人は高価なものを買うのに抵抗はないだろうけど、そうじゃない人はジーンズ=安いという価値観が定着してきそう。
[2009.09.11追記]
日経新聞(9/11朝刊)に、9/12から都内にディスカウント店『ザ・ビッグ』1号店をオープンするとあった。
同一商品を大量陳列することで、補充の手間を減らし、人件費(社員数)を抑えるんだと。
参考記事:イオン、「ジャスコ」一部を低価格店に転換 都内に1号店(日経ネット)
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