『会社は毎日つぶれている』を読んで
May 24, 2009
会社ってのは毎日つぶれる危険にさらされているとした上で、社長が知っておくべきリスク、どんな目線で考えるか、危機に面してどんな対応をとるか、社長と他の社員の違いなど、取り上げた本で、社長論の一種。
著者は社長経験者で、双日(日商岩井とニチメンが合併)の再建目処をつけた西村英俊氏。
当然のことながら、説得力がある。
しばしば「社長さん、あなたの場合はどうでしょうか?」と読者に呼びかけてくるのに閉口するものの、世の社長に向けたメッセージとも言える本なので、そこは我慢して読んだ。
僕のように社長ってどんなこと考えているんだろう、と思っている人も、この本を読むと、その責任の重さ、判断のひとつひとつの重さがわかり、社長の役割(苦労)に対する理解が深まるんじゃないだろうか。
以下、メモ。
プロジェクトの「入口審査」に重きを置くがあまり、途中途中の動態管理(ダイナミックリスクコントロール)が不十分であることが多い。
でも、「情報を上げよ」では上がってこないので、
・定期的にチェック項目を点検
・社会制度の変化が報じられた時に、事業の関わりを点検
・類似性のある他社、他国事例を定点観測(継続的なチェック)
といった決まった手順に従って、情報収集を行う。
社長がこうした情報を要求することで、緊張感が高まり、ダイナミックリスクコントロールの土壌ができる。
あと、
「大丈夫」という報告ほど信用してはいけない(引用)
どんなに信頼できる人の言葉でも、「大丈夫」の根拠を答えに納得できるまで訊くべし。
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