離れていく政治、離れていく僕たち

November 20, 2008

日経新聞(11/16)に自民党の菅義偉選挙委員長の話が出ていた。

選挙前なのに党の部会に出ている議員が多過ぎる。そんなやつは必ず落ちるぞ。

この言葉に違和感を持った。
「党の部会」に出るのはいいことなんじゃないんだろうか。

たとえば、11月18日(火)に行われる部会には、「成長、総務、国防部会合同会議」というのがあって、そこでは、議題のひとつに『国家公務員退職手当法等の一部を改正する法律案について』というのがある。

先日、asahi.comに『団塊公務員の退職金は借金頼み 44道府県4200億円』という記事があり、気になっていた。
退職金制度の問題は民間企業では、だいぶ前(何年か前)に話題になっていたような気がする。

ともかく、国家公務員では対策が遅れていたわけだけれど、そうしたことについて党内で話し合うのが、「部会」なのかな、と思う。
そうだとしたら、「政局よりも政策」をうたっているのであれば、「選挙前なのに党の部会に出ている議員が多過ぎる。そんなやつは必ず落ちるぞ」という「政局」重視の発言はどうもなあ、と感じてしまう。

現職の議員が「政策」を考える部会に出るのは仕事として当然のことで、次の選挙に備えて部会に出ないというのは、理屈が通らないように思う。
サッカー選手が所属チームの練習や試合をさぼって、次の移籍先探しに奔走していたら批判の的になるだろう。

なんか「選挙対策」って「SEO対策」に似ているなあ、と思った。
コンテンツを無視して「SEO対策」に走ると、みっともない。
僕たちからすると「政策」はコンテンツなわけで、良質なコンテンツを持つ党を選びたいんだけど、クリックしてみたら、期待と異なることばかりだった、そんながっかり感がある。
ウェブの世界にはそこで検索エンジンの登場となるわけだけれど、それだけじゃなかなか信頼できる情報に出会えないので、レコメンドを参考にする。
また、価格.comをはじめとしていろんなメーカーのものをひとつの場で比較することが一般化している。
政党を選ぶなら、比較する必要がでてくるわけだけれど、同じ問題をこっちはこう考えていて、こっちはこう考えているというのが、ひとつの場で比較できるようになると随分違ってくるなと思った。
なんとか党のサイトをみて、つぎになんとか党のサイトをみて、ってやっていっても政策の違いを理解するのは難しい。
そう思って調べてみると、価格.comはすでに2005年に「マニフェスト比較」サイトを公開していたみたい。
でも「マニフェスト」ってどうしても現実のことだって気がしないのも事実。
テレビでも「マニフェスト」の比較ってやったりするけれど、「選挙用でしょ」ってどこかで思ってしまう。
「政治離れ」って僕たちが政治から離れているっていうのもあるけれど、政治サイドも離れていっているような気がする。
「選挙用」じゃない「マニフェスト」、そう信じれるようになれたらいいのにな。


Posted by scratchbrain at November 20, 2008 7:10 AM ブックマークに追加する

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