誤解。オープンソーシャルは関ヶ原の戦い
November 15, 2007
オープンソーシャルが実現するものを少し誤解していたみたい。
僕が持っていたイメージは『OpenSocial API対応とSocial Graphについて(Six Apart広報ブログ)』にあるソーシャル グラフに近い。
少しシックスアパートのブログから引用すると、
『ソーシャル・グラフはSNSに比べて上位の概念(中略)複数の異なるSNS(Social Networking Service)を組み合わせた、ネットワークの集合体のようなものと考えればよいでしょう。(中略)さまざまなSNS やブログサービスで、データを相互利用できるようにしたらいいのではないか』
いまのところオープンソーシャルの目的、メリットとして掲げられているのはソーシャル グラフの考えとはちょっと違う(まだ読んでいないリソースがあるかもしれないけれど、目に入った情報の中には少なくとも見当たらない)。
オープンソーシャルとは?
すでにいろんなところで行われているけれど、自分でも一度整理しておきたい。
オープンソーシャルとは、いろいろなSNS共通で動くアプリケーション開発を行うための共通規格。
デベロッパー向けメリット
・オープンソーシャルapiを使えば、賛同するSNSすべてで共通利用できるSNS向けアプリケーション開発ができるようになる(Facebookで動くアプリは他のSNSで使えない)
・固有のマークアップ言語が不要(html、javascript、xmlなど既にある言語を使う。このうたい文句はAdobe Airみたい。Facebookは固有のマークアップ言語を習得する必要がある)
・1つ作ると、たくさんの人が使ってくれる可能性がある
SNS運営者向けメリット
・アプリが増える(第三者が増やしてくれる)
・開発コストが下がる
・Googleと仲良くなれる!
ユーザー向けメリット
・いろいろ選択肢が増える
・ほかちっとも浮かばない。SNS間でオープンソーシャルapiが提供している以上の情報をどれくらい持ち出せるのがよくわかっていない。。
デベロッパーのメリットはよくわかる。
でもSNS運営者のメリットは疑問もある。
SNSってこれまで『囲い込み』がポイントだったはずだけれど、どこでも同じアプリが使えるってことは、よりSNSの本来のサービスでの差別化が必要になるんじゃないかって思う。場合によってはメリットにならないSNSもある。だけどFacebook対Googleみたいになっちゃったら、どっちかにつかなければ置いていかれる感じはする。関ヶ原の戦いみたい。裏切り者が出てFacebookに流れたりして。
そしてユーザー向けメリットだけれど、これが一番大事なはず。
シックスアパートの記事にあった『ソーシャル グラフ』までいかないと、それほどメリットがない気がしてしまう。いまのところ、あんまりSNSを活用できていないせいかもしれない。
僕の場合、Gree〜Mixi〜MySpaceと移動しつつあるけれど、友人がゼロからスタートすることに面倒臭さを感じつつ、『クラス替わったら仲のいい友達が誰もいない。でも一からキャラ設定できる』的なすがすがしさも感じた。SNSから取り出した友人リストを他のSNSでどう使えるのかはまだ不明な点でもある。
前に『Mixiに日記を書くのか、自分のブログに日記を書くのか』で書いたけど、日記もブログで書いたら別にSNSに書くことない。でもSNSを活用するにはSNSに書いた方がいいに決まっている。ブログに書いたら、ぜんぶのSNSに反映してくれたらいいのにと思っちゃう。
いずれにせよ、どんどん話が膨れんでいく要素を含んだ話だと思う。
参考URL
Six Apart広報ブログ OpenSocial API対応とSocial Graphについて
CNET Japan Google「Open Social」公開、SNSに何が起きる
TechCrunch Japanese Googleの野心的「OpenSocial」APIの詳細判明―木曜日にローンチへ
TechCrunch Japanese グーグルの対Facebook作戦「Maka-Maka」とは?
ITmedia News Google、SNS向け共通API「OpenSocial」を正式発表
Ogawa::Memoranda OpenSocialって?
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