コーラル『ルーツ&エコーズ』は正常進化の結果
October 15, 2007
コーラル4枚目のアルバム『ルーツ&エコーズ』を一言で表現するなら『正常進化の結果』。
レディオヘッドが、REMが、U2が歩んできた道。それは音響系(エレクトロニック)を通過すること。レディオヘッド『Kid A』REM『UP』U2『POP』とエレクトロニックの要素を取り入れた後、さらに進化している。コーラルが前作で音響系の重要バンド、ポーティスヘッドのメンバーをプロデューサーに迎えたことは大きいのではないだろうか。
前述の三バンドのアルバムと違い、そこまで音響音響していなかったけれど、違う音楽性のプロデューサーとアルバムを作ったことが今作『ルーツ&エコーズ』の制作に影響していると思う。
今作のモチベーションについて、コーラルのメンバーはインタビューで『サヴァイヴァル』と答えている。自分たちが本当に心から音楽を作りたいのかを見極めるためのアルバムなんだと。
プロデューサーのシルヴァリーの助言に従い、一つ一つの曲を考え抜いて、思いつく限り色んなヴァージョンを録音。全体に合うヴァージョンを選んで構成したのが『ルーツ&エコーズ』だ。
先日読んだ『フューチャリスト宣言』に、『お金をもらっていても、仕事を楽しんでいなければプロじゃない。プロフェッショナルの定義というのは、自分のやっていることに快楽を感じる人(引用)』とあったけれど、焦って作ったのではなく、じっくり作り込んだ今作はまさに楽しまなきゃ完成しなかっただろうから、プロフェッショナルな作品と言える。
アルバム収録曲『Jucquline』
とてつもない器の大きさを予感させる1stアルバムの衝撃。順を追って聴いていくと成長の過程を追うことができる。
1st収録曲『Dreaming of You』
4thアルバム『ルーツ&エコーズ』
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